あじれもんの独り言

需要なさそうな記事を少数生産。最近はカメラ沼に。

孤高のα KONICAMINOLTA α-7 DIGITAL


お久しぶりすぎです。前回からまた月日が空いてしまいましたが、その間に色々あって新しいカメラが仲間入り。
尊敬する写真家の方のレビューを見て、一発で惚れて犬のように探し回ってました。
α-7DIGITAL、通称"ナナデジ"です。

DT 16-80/3.5-4.5 ZA なんとも男前。


何よりもまず、カッコイイ...///
肉厚なグリップ、ゴツいながらも優しさを感じさせるボディ、操る楽しみを感じさせる各種ダイヤル…。そのすべてに意味があり、多機能ながら無駄はなく。
これほど「オトコノコ」を刺激するカメラは他に知りません。
シャッター音も独特で、デジイチなのにワインダーぽい音がしてこれまたツボです。

 

α-7から受け継がれた操作系も当然高い完成度です。
モード、ドライブ、AFポイント、フォーカス、測光、露出補正、WB、フラッシュ調光に個別のダイヤルがあり、メニューを開いてやることといえば絵作りの調製くらいでしょう。それもショートカットボタンに登録しておけば一発です。上位機種では当然のプレビューボタンもちゃんとあります。

オールドデジカメは基本的に露出の許容範囲が狭いので都度補正したり測光方式を変えたりしないとまともに撮れないことが多いんですが、こいつはそれが苦にならないだけの操作系を備えているので、使っててとーーっても楽しいです。

優れた操作系

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情報表示も必要十分ですが、晴天下ではちょっと見づらいかな…。
画像再生は露出の正誤と構図の確認くらいにしか使えないレベルで、ピントは愚か発色すらわからないときがありますが、それはそれで帰ってから見る楽しみがあっていいと思います。
個人的には撮影後のレビューでヒストグラムと露出警告を表示できるのがポイント高いです。

 

ミノルタ伝統のファインダーについては言うまでもないでしょう。
APS-Cですが倍率0.9倍なので特に小ささでガッカリすることはありませんでした。肉眼で見るよりきれいなんだから困ったものです()。

 

しかし。このカメラにはいくつか欠点があり、手放しでオススメし辛い機種でもあります。
公式にリコールが出ている長期保管時の不具合や手ぶれ補正の故障。
また、底面には悪名高いミノルタラバーが使われており、往年のαシリーズと同じく割れてきます。

そしてこれは中古カメラ全般に言えることですが、センサーやファインダーのゴミ混入は避けるのが難しいです。自分の固体は二代目で、初代はあまりにもゴミの写り込みがひどく手放してしまいました。

これらを受け入れる覚悟と根気さえあれば、カッコよく楽しい一眼レフの名機といえるでしょう。

 

f:id:AziLemon:20220413122659j:plainそんなナナデジに似合うレンズがSONYZEISS、DT16-80ZAです。
というのも実質後継機のα700のキットレンズにも選ばれていて、写りも作りも使い勝手もハイレベルです。
最短撮影距離が全域で35cmでマクロもでき、色乗り、コントラスト、シャープネスもいいカンジ。
欠点を強いて言えば冗談みたいなMFリングですね。最初にフォーカスリングを回したときには壊れてるのかと思いましたが、これで正しいみたいです。

あとは全国のハードオフに転がってるAマウントレンズの母艦としてもオススメです。
ソニーのαにつけるより見た目的にお似合いですから。

AF28/2.8 小さめレンズと合わせるとかわいく見えたり。

というわけで、α-7 DIGITALは筆者の知る中で一番お気に入りのカメラとなりました。

 

やる気があったら作例とか絵作りに関してまとめた記事を書こうと思います。
ちなみにUSBケーブルはPENTAX Q7やDMC-LX3などと共用できました。記録メディアはCFのみです。