あじれもんの独り言

需要なさそうな記事を少数生産。最近はカメラ沼に。

フィルム屋の味 α-7 DIGITAL 作例

銘玉AF 35-70/4 20年近く年の差があってもお似合い。

 

azilemon.hateblo.jp

前回に引き続き、α-7DIGITALのレビューをしていきます。今回はいろんなAマウントレンズを組み合わせた作例をいくつか紹介します。すでに先人の方々が名作を撮影されていて、僕の写真はそれらには遠く及びませんが…。基本的に撮って出しをそのままです。

PICT0613
SIGMA ZOOM MASTER 35-70mm 某青いかごからのとりあえずレンズ

どうですか、この絵作り。
買ってすぐに撮った一枚なんですが、これを見て後悔はなかったなと確信しました。古いレンズで開放なので描写はアレですが、注目すべきはその色味。どこか懐かしさを感じる温かい質感で、色乗りもさることながらAWBの調整が素晴らしいです。
そしてシャドー部の描き方。一見潰れているように見えて、確かにそこにあるものを感じさせる絶妙な階調。ストンと落ちた暗部が気持ちいい絵作りです。

PICT0595
SIGMA ZOOM MASTER 35-70mm F3.5-4.5 雰囲気でてます。

PICT0443
SIGMA ZOOM MASTER 35-70 CCDの青は深みがあってよき

ここから二代目ですが、特に個体差は感じませんでした。

PICT0499k
DT 16-80/3.5-4.5 ZA このカットは若干傾きと露出をいじりました

PICT0221k
DT 16-80/3.5-4.5 ZA 金属光沢と木材のざらつきがGood

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AF 28/2.8 トーンジャンプとかは流石に時代を感じます。

夜桜1
AF 50/2.8 MACRO ストロボで夜桜、感度800でも意外といける。

PICT0827 AF 35-70/4 清々しい透明感。

Alpine GTA
AF 28/2.8 パールホワイトの質感、伝わりますかね。

 

なんというか写真に対する感想は大体あと付けで、見た瞬間になんかいいと思わせる力がこのカメラにはある気がします。月並みですが「写りすぎないからこそ見えるものがある」とでも言うのでしょうか。

ただし好みの描写にたどり着くためには何度も試写してヒストグラムとにらめっこして試行錯誤しながら撮る必要があります。露出の傾向には未だに慣れませんね。

それもひっくるめてオールドデジカメの楽しさをすべて兼ね備えた素晴らしいカメラだと思います。動かなくなるまでたくさん使って上げたいです。
これでもう少し丈夫だといいんですが、中身はα sweet系ですから仕方がないですね…。

 

高感度の比較を載せておきます。3200は拡張扱いですが、思ったよりディテールの損失は少なく用途によっては使えなくもないかもです。

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