あじれもんの独り言

需要なさそうな記事を少数生産。最近はカメラ沼に。

オールドタイプの最適解 Walkman NW-ZX300

こんにちは~。
写真日記を始めはしましたが、こういった持ち物レビューもまだまだ続けていく予定です。今更参考になるかどうかはわかりませんが、暇つぶし程度におつきあいください。

 

最初の投稿にも書いた通り、私の10代の7割はポータブルオーディオで構成されていました。中学の入学祝いにプレゼントしてもらったウォークマン(確かEシリーズ)を使って以来、勉強中のBGMや通学中など、どんなときでも音楽がそばにいて、いい音で聞きたいという欲は必然でした。自分でA25を買ってからも更に上を目指し、様々なプレイヤーに手を出して…。
ですが、実は2017年には自分にとっての最適解というものは見つかっていました。それがこのZX300です。しかし、当時は無職の金欠学生だったためなかなか購入できず、ようやく今になって手に入れたというわけです。

この機種の魅力を書き出してみると、
・音質が良い
・比較的コンパクト
・手に持ったときの高い質感
・ディスプレイのマット加工
・独自OSによるスタミナ
などなど。まだまだ魅力はありますが、それぞれについて語って見たいと思います。

名機×名機

まず音質について。これは言うまでもなくいいものです。
Aシリーズとは次元が違うレベルで各部品が選定された結果のクリアな力強さ。特にバランス接続ではイヤホンの素性の良さを更に押し上げるような感覚。一方で3.5mm出力はA40シリーズからの一部流用とのことですが、それでもハイゲイン出力、回路部品の質のよさで決して音が悪いなんてことはないです。リケーブルの出来ないEX90slなどを接続しても力不足は感じません。

これだけの音質がこのサイズ感に収まっていることが、ZX300の最大の魅力かもしれません。カバンの小ポケットに入れることができる限界の絶妙な大きさは、ポータブルで重要な性能の一つ。ウォークマンという名に相応しいサイズ感です。
それに伴う各部の質感は、ZXシリーズであることを示す高級感をまとった物になっています。アンチグレアのディスプレイも高級感に寄与するとともに操作性向上にも貢献しています。

この時期のウォークマンのUIには賛否ありますが、個人的には他社と比べて大きく劣ることはないと思います。キーワード検索ができないのは欠点ですが、再生画面を起点とした各メニューへのアクセスは慣れると便利です。
また、機能を音楽再生に絞ったことでこのクラスでは最長とも言える電池持ちを達成しています。

スペアナ表示ができるのがポイント高いです

一方でPCソフトについてはあまり使いやすくはないと感じたので、未だにMedia Goを使っています。

まとめると、必要十分以上の音質を備えながら携帯性と電池持ちを両立している、ハイレベルなミドルクラスDAPということです。もちろん最新機種とは異なりストリーミング再生は出来ませんが、僕は使わないので独自OSでバッテリーが持つほうが嬉しいです。また、どうしても使いたいときにはBluetoothレシーバ機能もあります。

音源をメモリーに保存して聴く、オールドタイプのウォークマンとして、これほどバランスのいい機種は他にありません。末永く付き合って行きたいと思いました。

個人的王道コン