長い付き合いの相棒 NW-A25
さて、初めての記事は何にしようかなーと考えたのですが、まずは一番長い付き合いのこいつをレビューしてみます。
僕が中学に入学したあたりでTカードを作ってから、それはもうたくさんのCDをレンタルしていたのですが、次第にいい音で聞きたいなと思いお年玉を放出して購入しました。手に入れた日の興奮と言ったら忘れられません()。
周りの人はみんなSシリーズを使ってたのでAシリーズの特別感はすごかったですね。
今になってみると随分古風な見た目です。でも当時はこれがメチャクチャかっこよく見えました。中学生なんてスピン加工でころっと一目惚れできちゃうもんです。そして爽やかなライムグリーンのボディ。この黄色とも緑ともつかない色が大好きです。
サイズ感はSシリーズより大きいのですがポケットに収まるところは同じ。このサイズ感が今日まで使い続けている理由ですかね。
この頃のウォークマンはハイレゾ対応機種が軌道に乗ってきた時期で、このA20もハイレゾ対応を大々的に宣伝していました。「あ、やばい、ゾクゾクする。」てやつです。
外見的には前モデルのA10シリーズと変わらないのですが、自慢のデジタルアンプ「S-MASTER」を始めとした高音質技術はちゃんと引き継がれています。圧縮音源をハイレゾ相当にアップコンバートしてくれる「DSEE HX」という機能も目玉の一つでした。
個人的に好きな機能が「おまかせチャンネル」というもので、これは気分や時間帯に合わせてウォークマンが選曲してくれるってやつです。
これが面白くて、何を聞こうか迷ったときに選択してやると普段あんまり聞かない曲や、最近は聞いてなかった曲を持ってきてくれる。しかも、サビや盛り上がるところを認識してそこから再生してくれるので、適当にチャンネル変えてるだけでも結構楽しい。新型のA100で廃止されたらしいので残念です。
あとMedia Goは神です。
で、肝心の音質ですが、とっても軽快でさっぱりした印象です。そりゃ最近のDAPと比べればパワーは足りないしホワイトノイズもあるけど、気軽に聴く分には不足はなく、適当なスマホよりはよっぽどノイズが少なくて音いいです。アルミダイキャストの筐体がしっかりしているからか低音も芯があっていい感じ。
組み合わせるイヤホンによっては十分楽しめます。乾いた感じの音質なので低音に程よく重みがあってウォームな傾向のイヤホンと組み合わせるのがオススメです。
スマホで音楽が聞ける時代、アナログでも最新でもないプレイヤーが注目されることは少ないかもですが、このミニマムボディの可愛さとちょっぴりの高音質は今となっては貴重なもの。ちょっと古いウォークマンで音楽を楽しむのも懐かしくて良いものです。
